悲しいことや絶望するようなことがいくつも重なって、仕事中から吐きそうになった。
自分から引き起こしたことであったり、自分を翳めていったことであったりするのだけど、
それらは僕を通らずには起こりえないことだから、きっとこれからいくらでも相対することになる。
次の瞬間に起こるかもしれないこと、これから先に続く時間の量を思うと、
表情が固まり、グラグラと景色が揺れた。
もうどこにもいたくなかった。


大事なものを手にしても、いつかなくしてしまうのは、自分のせいだ。
適当に繕って生きることしかできないことは、どんなにか楽で、どんなにも苦しい。