何にでも名前を付けて、その枠にはめて、解決させてしまおうとするのは、好きじゃない。
解決してほしい人もいるんだろうけど、放っておいてほしいと思う人もいる。
そもそも枠を作る側も、ばからしくならないんだろうか。
放り込まれた方は、たまったもんじゃない。
僕は常に元気がないし、根底の部分は、みんなそんなものなんだろうと思ってる。
違うところを挙げるとすれば、ただ大抵のことに冷めていて、かつあらゆることに致命的に不器用なこと。
これはもう、仕方がないな、と思う。
耐える、感じる。
逃げても逃げない。
負けない。
なんだかもう、どうでもよくなった。
少し違う毎日も、いつかはそれが自然になって、僕になって、どこかに着地する。
なるようになる、きっと。


苦虫、よかった。
鈴子の首の汗がリアルでいいなと思った。
いやらしい意味じゃなく。


風の歌を聴け (講談社文庫)

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