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週のはじめ。
どんなことを話そうか、そもそも話をしたくないのか、
たまに話しかけられた種も、芽を出した次の瞬間に枯らせてしまった。
ほとんど口を開かないままに終業時刻。
そこからは少し話らしきものができたけど、いまひとつ興味が持てず、話が膨らまない。
残りの日々が少しずつ内側に閉じていく。
3週間ほど練っていた考えをようやく文章にまとめられた。
今日までずっと練って、整理して、文章自体は今日の数時間で書き上げた。
書き上げたというか、吐き出した、という方に近い。
それを読み返してみると、説明の仕方が、
良く読んでいる作家さんたちの言い回しというか、雰囲気というか、
懇切丁寧に、思うことを誤解のないように、どっと吐き出したから、
真似て書いたとかそんなつもりは全くなかったのに、
それが妙に照れくさくて、恥ずかしくて、なぜか悲しくなってきて、
下を向いて、帰りの道を歩いた。
週末にたくさん食べて、毎日ビールを飲んでいたから、大きなニキビが2つ出来ている。
お風呂に入って、嫌なものは全部洗い流す。
奥多摩のわさびせんべいが、びっくりするくらいおいしい。
また食べつづける。
- 作者: 村上春樹
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- 発売日: 1997/04/01
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