もやもやと、よくない感情ばかりが浮かんでくる。
夜は特にそれが強かったり、逆に不思議なくらいなにも浮かんでこなかったり。


だから夜の時間は、深く呼吸の数を数えたり、目を瞑って竹刀をふる数を数えたり。
数を数えて、寝るだけ。
空っぽのあたまの中に、浮かんでは消える。
数えているのに、止まっている。


むかしと同じところに血豆ができた。
本当はここにできちゃいけないのに。
左手の握力がないところは変わらないんだな。