katsuwo112007-03-25

久しぶりの雨の朝。
肩と背中がまだ寒い。
家にこもって何をしようか考えるのは、幸せな気がする。


雲アニメ:http://www.thinktheearth.net/jp/liveearth/cloud.html
アユマップ:http://www.mlit.go.jp/river/ayu/index.html
国土地理院はこんな仕事もしてたのね。


起きてしばらく経っても、のどの、皮膚から1cmくらいのところまで熱い空気に覆われてるような感覚があって、風邪の一歩手前。うだうだと昨日のシリアルパンをかじり、お茶を飲み、ふとんをかぶりながらアイロンがけ。先週末、コートのボタンが取れたことを思い出し、ちくちく付けてみる。終わって着てみると、付けた位置が下すぎてやり直し。2回目だけにきれいに付けられた。よし。
もう暖かくなってきて、このコートもあと半年以上はクローゼットの中。次に着るときにはどんな時間を過ごしたあとだろう。


雨も少しずつあがってきた。
午後は吉祥寺に映画に行こうかな。
むししはきっと込んでいるんだろう。評判を見る限り、ぎんことヌイの描写がうまくいってないように聞こえるのはまあ配役が決まった時点で予想はできていたけど、その他の配役や世界観など全体的な評価は高そうなので見てみようかな。mixiの評価で「「オダギリ」という別のむししとして見ると・・・」とあって納得。たぶんその通りなんだろうことを確かめに行きたい。


雨上がり、吉祥寺へ。サンロードのLindeでライ麦パンを購入。いろいろなパンがあって目移りしてしまう。2階で食べられるみたいだけどまだ利用したことはない。時間のあるときに来てみよう。持ってかえって切って冷凍。これでしばらく楽しめるわー。大きくて結構荷物になっちゃった。


「むしし」@吉祥寺 バウスシアター


あんまり期待していなかったけど、想像以上にだめでした。
あー、否定的な内容をびしびし書き連ねます。ご容赦ください。改行せずに見づらくしますので、この一帯、読みとばしてください。
あまりにあれだったので、怒りを通り過ぎて悔しかったです。監督&脚本の大友さんは何を描きたかったんだ? 原作をどう理解したらああいう話にしようと思うんだ? 結局は自分の作りたい話のために話を引っ張ってきてむりやり繋げてホラーにして気持ち悪くして、あーもうってかんじ。大友さんだからVFXとかリアリティーにこだわったところにポイントがあって(そこまでは詳しくないので違っていたらごめんなさい)それはそれで好きなんだけど、むししでそれをやらないで欲しかった。そういうことが原作の魅力じゃなくて、自然と人の厳しい関係を、優しい絵と柔らかい色で表現してるところに魅力があって(と思ってる)、厳しい話をリアルに描いたらどちらも染み入って来ないじゃないか。自然の現象を「蟲」という概念で表現してるというところが全然伝わらないし、リアルといってもなんだかわからないままの蟲をリアルに描いてはより嘘くさく映るだけで、人を描きたいのか、蟲を描きたいのか、世界観を描きたいのか、どれも中途半端。これなら犬童さんに人にポイントをしぼって撮ってもらった方がいい映画になったんじゃないかな。大友ワールドを表現しようにも変に気持ち悪いし、個々の蟲のCGは適当だし、光脈筋の池なんて最初から虫だらけにして訳わからんし、なによりぬいをなんでああいう描き方にしたのか全くの謎。もうひどいよ、ほんと。あれはどういうこと...。ぬいが可哀想だ。見ていて吐きそうになった。最初のシーンから蟲の音としてなのかディジュリドゥが使われていたけど、存在感強すぎていまいち。音はいいけど使い方がよくなかった。「なぜここで?」と首をひねることが多かった。後半の山を駆け下りるとことか。尺八との絡みもいいのだけど合わない。いい音なだけに、これで少しは知られて他の素材で使ってもらえることを祈るばかり。やたらに説明の多い会話にも、?。そんな状況説明はいらないでしょう、という台詞に終止がっくり。たまさんの「石化していて、刃が立たん!」にも、いや口で言わなくても・・・。ギンコは虹郎に恋の相談しちゃうし・・・。蟲の描き方も気持ち悪いばかりで(虹蛇はきれいだったけど、どう描いてもあれはきれいになるから除外)、阿も吽も気持ち悪くて、まあカタツムリだから当たり前だとしても、蟲の内から光る、あのかんじはなぜどこにも描かれないの? それを除いては気持ち悪くなるばかりじゃないかー。あれじゃ蟲が人に害なすものという印象を持たれてしまうよ。そのせいか、全ての登場人物(蟲も含め)がばらばらな印象が残った。なにも繋がらず全てが個でいるかんじ。だからこそぬいはヨキを求める描き方になったのか。


書いていて嫌になってきたからもうやめよう。
全体的に緑と黒の描き方だったような。原作は緑と、白というか光の印象。まあ方向性が違ったということでもう割り切るしかないね。
オダギリのギンコはもうちょっと髪が短ければもっと自然に見れたかも。前髪はまあ仕方ないとして、横をもうちょっと短く。そこが悔やまれる。背中の箱はなかなかすてきなデザインで。デザインの方がよかったんだね、きっと。紐の色使いもいいかんじ。
淡幽さんは素晴らしかった。これはこの映画でおすすめできるところ。
寺田克也さんも出てらしたようで。どこにかはちょっとわからなかった...。


今思うと、アニメ版はほんとによかった。原作に忠実に描いているからというとこもあるんだろうけど、
音楽にしろ、声にしろ、気を使って選んでいて、見ていてすっと入ってくるかんじ。映画は、原作が好きな人は見ない方がいいかもしれません。アナザーストーリというにもほど遠い。少なくともぬいの話はまともに読めなくなります。


東京ランデブーpresents 「君とランデブー」vol.1@下北沢 風知空知


映画のあと、がっくりと下北沢へ。受付では思わず違うチケットを出してしまう始末。受付姉様に笑われる。
いつものラカーニャのお客様しかいないかな、と思いきやけっこう満員。20〜40の年齢層でいつもアットホームな雰囲気。風知空知も初めて来たけど、とてもいいかんじ。少しずつ癒されていく。
オープニングの兄さんたちのウクレレ・タップ・パントマイム・手作りベースがすごい楽しくて、完全回復。今野英明さんも三木鶏郎さんも知らなかったけど(ごめんなさい)、それは時代を越えたエンターテインメントだった。J-POPなんて名前を語らなくても全然いけますよ。音楽と人はすばらしい。イスではなくてスタンディングで踊りながら聴きたかったな。
ゲストにはハンバートハンバートの佐野遊穂さんと、飛び入りの湯川潮音ちゃん。びっくりでした。自らアンコールの電車の歌の、シャチホコのフリがめちゃくちゃかわいかった。120点。完全回復です。
初めてのラカーニャのハンバート&ふちふなライブからちょうど1年。切ないはずの夜も楽しくあたたかで、こころも足も軽い。


帰ってきて、パンをかじりつつ明日の準備。
明日は晴れるようなので、今日履いたズボン(字だけでパンツと書くと恥ずかしい)やdelucaのバックなど白目のものをまとめて洗濯。ホット梅酒を飲みつつ耳掃除。小さい頃に母親に耳掃除をしてもらったことを思い出した。日向でひざまくら。奥までかきすぎたあの痛い感覚すらなつかしい。いつからしてもらわなくなったんだろ。


※「髪がまとまる方法」で検索してきた方へ
髪は短めなのでご期待にそえるかわかりませんが、濡れた状態で帽子なんかで落ち着かせるといいみたいです。そのあとドライヤーで乾かしてまた帽子。昔は即ドライヤー→帽子、だったのですが、前にちょっと落ち着かせると全然違いました。シャワー→帽子→ドライヤー→帽子。お試しあれ。(常識かもしれないけど。)