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しごとの夢をみた。
ひさしぶりにあたたかいものが食べたくなった朝。
おみそ汁にすくわれる。
川上弘美さんを読みつつ、里芋に箸をさす。
膝を抱えると温かくて、なにも気にしない自分に戻った。

夕方、マジシャンズ＠ライズX。(http://www.magicians.jp/)
映画というよりは舞台と言った方がいい。
ワンカット撮影の世界に惹かれて見に行ったものの「すごいよ、ワンカット」というほど違和感は感じなく、むしろ、ストーリーと場の雰囲気から必然的にワンカット撮影になったというくらいうまく溶け込んでいた。自然できれいなハッピーエンドで「魔法のようなエンディング」とは言いがたいけど、こういうお話は嫌いではないので、見てよかったと思う。撮影は本当に山奥で撮ったのだろうか。舞台もしんと静まった山奥の森と、暖色のランプと炎の色に染まったコテージのカフェ。解像度低めの映像で、役者の表情、感情、衣装、空気感が自然に流れ込んできて、気がつけば、ジャウンと同じく自分もその場をさまよう者の１人になっていた。特別においしいという訳ではないけど、食べれてよかったと思えるあたたかなスープを飲んだ感じ。この雰囲気に出会えてよかったと思えた映画。ただ、手持ちカメラなので、あんまり見入ってしまうと酔います。かるく酔いました。

最近、横顔の美しさに、はっとさせられる。ジャウンも昨日のキンカさんも横顔が本当にきれいだった。正面には出ない作り込んでないところというか、その人の持ってる空気感のようなものや、強さや悲しさや凛としたところが強調されて見えて、「憧れ」の部分をひどく刺激されてしまう。そんなところも見れてよかったと思える部分。

ライズXには初めて来たけど、ここより小さな映画館には行ったことがないくらいの小ささ。席数３０くらい（２階も含む）。スクリーンがとても近くて（一番後ろでも５メートルくらいしか離れない）、１階からだと見上げるかたちになるので２階１番前に着席。イスは座り心地よくで、めずらしく全然痺れなかった。土曜なのにお客さんが６人くらいしかいなくて、隠れ家的でいいかんじ。また来よう。予定ではこのあとシネラセットでダーウィンを見る予定だったが、酔ったのでキャンセル。どんどん流れていく。

映画館を出たら雨が降っていた。
１人で渋谷に来たときは大抵、１発殴って帰る。（ゲームセンターでパンチングマシン）
０距離で１５８。ちょっと戻ってきた。
まわりのゲームセンターからどんどん消えてしまって、この前吉祥寺の１台もゲームセンターごとなくなっちゃって、もう渋谷のここしか知らない。誰かいいとこ知らないですか？

あー、CAMPERの靴がほしい。あの柔らかい皮も、ペリカンの嘴のような形も、結ばなくていいゴムの靴紐も、かわいくてかわいくて。春まで待つぞ。