外の世界に、本当に興味がないんだなあと思った。
頭になにも浮かんでこない。
それを思うと、いつも疲れてしまう。
ニッコリし、そとやコップの水を眺めて、スブスブと沈んでいく感覚。
気付いてしまうと、重い日々がしばらく続く。


僕の時間は沈んでいても、大事なひとがいい時間を過ごせたなら、
同じだけ進んだ僕のこの沈んだ時間も、進んだだけの価値を見いだせるような、
まどろっこしい言い方はなしに、
少しだけアゴを上に向けて、「うん、まあいいか。」となんとなく、うなずけてしまう。
そんなふうにして、今日も眠れて、明日を迎えられる。