午前中、お世話になった上司から、先日、お子さんが産まれる前に亡くなってしまったことを聞いた。
何のきっかけもなく。
かける言葉もなく、感情の起伏が消えた。


帰ってきて、久しぶりに高円寺の街まで走りに出掛けた。
記憶に残る場所を見失って、真っ白になって探しまわった。
変わらずにまだ残っていたのを見かけて、安心した。
思った以上に動けなくなっていて、
帰ってくると、中指の先の皮がずるっとなっていた。
脛にも少し余分な肉が付いている。
たくさんのパスタを茹でて食べた。


降られはしなかったけど、梅雨の中に、いつの間にか夕立が交じりはじめている。
夕立から帰るシーンを思い出して、ぐっと苦しくなった。