強めの雨だったけど、案外濡れなかった。
ビルの壁を伝う雨をよく眺めていた1日。
煩わしいことはいつまでも煩わしいまま、
考え出すと行き着く先はいつも決まっていて、疲れてしまった。



カフカの次には、国境の南、太陽の西を選んだ。
不動産屋さんで明日まわる物件を確認して、
はなうたサーカスさんのステージを見に、洗足池ラボルヌへ。
子どもがかわいくて、演奏はほどんど聞けなかったけど、そんな日もあるよね。
笑い声とか、ぐずったりとか、そういう音を受け入れられる音楽やステージがあってもいいと思った。
あってくれてうれしい。
小さな手で触れられた部分がやわらかくてあたたかかった。
裕福とか競争とかそういうことじゃなく、
この子がいい笑顔に囲まれて幸せに過ごせますように。
今年初めての焼き栗。
この時期に栗?


アンノンのキッチンに渋谷さん。
Cセットは初めて注文した。
アスパラが見たことないくらい太くて、おいしかった。
窓が広く見渡せる席に座って、ページをめくっては顔を上げて、
雨が斜めに落ちていくのを眺めてた。


久しぶりのメレンゲのライブ。
クボケンさん、うれしそうだった。
これからまたたくさん会えることになるみたい。
Queからは最近はめっきり足が遠のいてるなあ。
つばき、初めて聴いたけど、想像以上によかった。
いい汗かいてた。


汗、といえば、、、
トライセラのときに前の方にファンの人が攻めてきて、
それはまあ全然いいんだけど、
次のメレンゲのこともあり、端っこで小さくなっていた僕の隣にきた女性が、
足をジャンプでがしがし踏んで、肘をどこどこと腹に打ち込んできた。
悲しいくらい気付いてくれなくて、しかも若干変わった雰囲気の人で、一心不乱に踊ってて、
まあこのステージをよっぽど楽しみにしていたんだろうなあ、と思って、
手でカバーして耐えながら、足は捨てて、なんとか集中して聴けてた。
トライセラは学生のころにちょっと聴いてたから懐かしかった。)
終盤になると、さすがに熱くなってきて、その女性もしかり、
少し汗のにおいがしてきて、まあ、それもよしとして、
でも、汗がだんだんとファーストフード(Mクドナルド寄り)のにおいがしてきて、
その人の生活が見えるようで、なんだかもう気持ち悪くて、ステージから顔を背けてしまった。
別に異を称えるつもりもないし、それでいいならそれでいいんだけど、
だめだった。
完敗。
こんな思いが1日にあること自体にも。