昨日に引き続き、阿佐ヶ谷住宅の1室でのオムトンさんのライブ。
子どもは本当にかわいいね。
オムトンさんは2回目だけど、どちらもお子様のいるステージで、
大人も子どもも、マリンバに夢中。



公園で桜を見ながら、ぼーっとお弁当を食べる。
窓に板が当てられた、もう人が去ってしまった一角のもの寂しい感じ。
でもその庭の植え込みはきれいに手入れされていて、花が咲き、ホトトギスが鳴いている。
道ゆくのはバスだけで、公園では親子で遊んでいて、洗濯物が目の高さに揺れていて、
迷い込んできたように人が歩いていて、
建物は低くて、一様で、止まっていて、空は広くて、
ふとすると、時が止まった街に迷い込んでしまったような感覚にとらわれている。
ここにはこちらとおなじ時間がながれている?
建物と、住んでいる方たちが、醸しだす雰囲気がこの一体を包んでいる。
みんなでゆっくりと、限られた時間を、いつものように大切に過ごそうとしている。
ここは残しておかないと。
時間を見つけて、写真を撮りに来よう。



天井のジャケット、見つけたよ。
45→54。
そろそろ遊穂さんのお子さんが生まれる頃で、
ふうと息をつくたびに、遊穂さん、がんばれーと思う。
元気なお子さんが生まれますように。
できれば、すぽんと生まれてきてね。


Haferlのソールがすっかり減ってしまったので、原宿trippenに修理に出しに。
新しい店員さんが増えていた原宿店は混雑していて、でも相変わらずの丁寧な対応。
いいお店だよ、ほんと。
鮮やかなグリーンの新作が目を惹いた。
素敵だと思うデザインはどれも、レディース。
店員さんと、ねー、って目を合わせる。


夜の科学 vol.15 〜spring fair 2008〜 @晴れたら空に豆まいて

前回の雪の高円寺には行けなくて、ひさしぶりの山田さんライブ。
晴れ豆も初めてのハコで、代官山の地下深く、どんなところかと思っていたけど、
人のうちでくつろいでいるのと、千と千尋のお城のなかにいるような雰囲気の中間のような、不思議な場所。
ほんと広くて、ゆったりできた。
傘が開いていたり、枡席があったり、見ようによっては陽気なところだね。
トイレがたくさんあって、いいところ!←さすが月見ルの親戚。
今日もお友達と。
ここのところ1人ライブが少ない、よ。


山田さんのステージには、音源では表せない良さがあって、
やっぱり初めて聴くと、そのギャップに驚いてしまう。
毎日聴いていたって、目の前から声の雨に降られると、やっぱり信じられないくらいじんわり沁みてくる。
声の表情だったり、半分くらいはしゃべってるんじゃないかな、と思うくらいのたっぷりのMCだったり、
想いとかたちを示されて、この特別に用意した空間の中で、大好きな声に包まれる。
これまでのこと、今日のこと、明日のこと、これから先のことを思いながら、
笑ったり泣いたりしてる。
今のところ、今年のライブno.1でした。
「お色直し」は4回もあったしね〜。


目を瞑って聴いていると、そこに浮かぶのは、光。
ピルグリムだったら、荒野の中を眩しいくらいの光を目指して進む姿であったり、
ユートピアだったら、暗闇に浮かぶ灯りにまどろむシーンだったり、
光もあり影もある日々のなかで、前を見て進んでいこう、あたたかな気持ちで過ごしていこう、
という想いがどの詩の中にも織り込まれていて、
無理にがんばろう、っていうんじゃなく、やるべきことをやる、自分の進むべき道を進む、という、
余計な力を削ぎ落として、必要なものだけが残ったような、すっとした気持ちになる。
目の前にあるのは、自分のすべきことなんだから、頑張るとかじゃないんだよね。


本当に、この先どこに進んでいくんだろうね。
何を積み上げていって、10年先には何を見てるだろう。


山田さんは、哲学がしっかりしてる。
自分にもいろいろあったような気がするけど、どんなだったかと思い出そうとすると、
言葉にならずに、あたまの闇の中にすっと逃げていく。
日々に思うことも、浮かんでは体を通りすぎて、後ろを振り返るころには遠くの空ににじんで消えていく。
ない訳じゃないから悲しくもないし、それを形にしなくても日常に溶け込むほどになじんでるのだから、
むしろそれは喜ぶべきことなのかもしれない。
でも、言葉にして示せないことは、歯がゆくて、その度に、やっぱり自分はからっぽなのだなあと思う。
想いを留めておくこと、言葉に表すこと、これらがずっと、とても苦手なのだ。