日曜の朝は9時くらいまでは寝ていたいし、でも時間があればあるだけ済ますことがあって、
結局、家を出るのは11時を回ってしまう。


オトノハ朝市は、にぎやかであり、内輪なかんじもあり、
座って、微笑ましくお茶をいただく。
小鳥の置きものがかわいらしい。
来てる子供たちは、おどったり笑ったりして、はしゃいでる。
自分を出すことになんの抵抗もないんだね。
健やかに育ててもらってるね。
料理研究家瀬戸口さんを紹介していただいて、
しかも以前料理教室のお手伝いで一度お会いしているらしく、つながりってすごいものだ、とびくびくした。


阿佐ヶ谷の駅から見える空の北側が一面茶色くて、青空との組み合わせが気持ちわるい。
地面に近づくほどに色濃くなって、何かが襲ってくるような気がした。
襲われてなんかいないのに、電車がすっかり来なかった。


午後は吉祥寺に移動して、ダンディゾンのアカネとデュクセルを食べながら、
ぶらぶらと気になっていたカフェを見てまわる。
オトノハで教えてもらった横尾でお昼ごはん。
思ったよりきゅっと小さくて、かわいいお店。
店員さんの目が印象的。
背筋もまっすぐで、きっと目標を持って働いているんだろうなあ。
いただいたのは比内地鶏のそぼろごはん。
鮭のまぜごはんと迷った。
そぼろなのに鶏の味がしっかりしてて、おいしかったです。
ちょろっと添えてある紫蘇もなんとも。


書き物をしていたらいつの間にか時間が過ぎていて、知り合いのジャンベライブにすっかり遅れてしまった。
4時からだったのに、着いたのは6時で、当然終わっててがっくり。
今度また聴かせてね。


夕飯は百音でパーティーメニューの残り物と玄米炒飯をいただいて、
集まっていた人たちとお話しして、すっかりあたたまる。
インド帰りのヨガの先生、喫茶店ではたらくジャンベさんとその友達、巨大な曼荼羅を描く人、
カレーの知識が半端じゃない人、いつ見ても4人で楽しそうにいる人たち。
吉祥寺のカフェだって、雰囲気がよかったり、ごはんがおいしかったりするけれど、
居心地の良さというかあたたかさというか、お店と自分、お客さんと自分の距離感がまるで違う。
ここにいてもいいのかな、と思えてしまうお店。
店主さんたちと、集まる人たちのやわらかな雰囲気に包まれる。
うれしくて、朝市で買ったひなたパンのベーグルやdans la natureさんの焼菓子もみんな配ってしまった。
少しの間でも、しぼんだ心が解放されていく。
来るときはあんなに寒かったのに、帰り道はすっかりあたたかだ。
オトノハも百音も、どちらもずっと続いていてほしいお店。


蟲師(9) (アフタヌーンKC)

蟲師(9) (アフタヌーンKC)