ビルの屋上から骨の粉を撒いて、白く空高く舞い上がって、風の視点で流れていく。
どうしても思い出せない映画のワンシーン。
いつ思い出せるだろう。


6時に起きて、ごはんを食べようか、もう一度眠ってしまおうか考えて、結局寝てしまう。
1度目の目覚めの時は、あんなにすっきりしていたのに、2度目はなんでこんなに辛いんだろう。
やっぱり疲れているのかもしれない。
起きてからしばらくは、早くこのふとんに帰ってくることばかり考えていた。


その間に見た夢に、実家が出てきて、
中学が終わる頃に一度引っ越しているんだけど、引っ越す前の昔の家が未だに出てくる。
それ以降住んでいた家は、夢で登場する機会もほどんどなくて、
新しい方がきれいだし、住んでいた時間も長いような気がするのに、
小さい頃に住んでいた家というものは、深いところでいつまで経っても消えずに残っているものなのかもしれない。
そして、ずっと実家のイメージで最初に浮かんでくるのはあの家なのかもしれない。
せっかくきれいなうちを建ててくれたのに、お父さま、ごめんなさい。
夢の中の台所には、ジャンクな食べ物ばかりが並んでいて、
そんなものばかりが並ぶ食卓は、とても寂しく見えた。
今ごろは、なにを食べてるんだろう。
少し心配。
ふらっと帰ってみようかな。



直属の上司がたくさんの仕事を抱え込んだままに風邪でダウンしてしまったようで、
日中はその処理にずっと追われてた。
初めて見た書類を提出に行ったら、
なんでこんなに遅いんですか、みたいなことを言われて、へいへいあやまる。
自分のことじゃないから、何を言われても客観的に聞こえるもので、
後ろめたいことはないし、職場ではどう思われてもいいからどうでもいいんだけど、
何事も怒っちゃいけないよね。
帰る頃には机の上があふれんばかりになっていて、これじゃ明日来てがっくりするだろうと思って、
今日の積み上がった分だけ整理して、たまったホコリやら、細かなところも整えて帰ってきた。
なんだかいいことをした気分。
逆に明日、怒られたりして。
いや、そんな人じゃないから大丈夫。


なんとかいいペースで進められているから、このままを維持して週末をすっきり迎えたい。
今週末はいいな。
もう1日、終わっちゃった。