今日は、明日のお弁当を作るよりも、この酔った感覚を味わおうと思った。


川上弘美さんの「物語が、始まる」を読み始めた。
読み出すと気付かずに文字のひとつひとつの間からにじむあの雰囲気にあてられて、いつも心の深いところに入っていって、結果的に沈んでしまうことになるんだけど、そういうところまで落ちてゆけるのも弘美さんの麻薬的効果と思って、ついつい手に取って、いとしく読んでしまう。

物語が、始まる (中公文庫)

物語が、始まる (中公文庫)