両親が共に仲良くいる、ということはとてもありがたいことで、そうでなくなることはとてもおそろしいことだと思った。その感情は、小さいときも、今になってもあまり変わらなくて。
ただ、震えるような、どこまで落ちていくのかわからないような恐怖ではなく、心をごっそりもっていかれるような空虚な気持ち。


最近では、自分で納得のいくものを選べるようになって、そうしてて、また自分の納得いくものに意味を見いだせるようになって、それがとても気持ちよかったのだけど、反面、納得のいかないもの、どうしようもないものが以前よりも際立って見えてきて、立ち向かえるものにはぶつかっていく力はあるような気もするけど、どうしようもないものには足元から消されていくような気がして、それを感じるたびに何もかもがどうでもよくなってしまう。本当の自分はああだったじゃない、と気付いてしまって、先に見えていた生活も想像の延長線に過ぎなかったわけで、考えないように、今できることは、なにも取り入れずに眠るだけ。